2020.11.20 三菱が下水処理の新制御技術消費電力を大幅抑制 曝気抑え処理水質を維持

 三菱電機は、同社AI(人工知能)技術「Maisart(マイサート)」を活用し、下水処理に必要な酸化処理を行う生物反応槽への流入水の水質(アンモニア濃度)を数時間先まで高精度に予測。過剰な曝気(ばっき、空気供給)を抑えて処理水質の維持と省エネにつながる制御技術を開発した。今期の事業化を目指す。

 国内には約3000カ所の下水処理場が稼働しており、全国の年間消費電力量の約0.7%、70億kWh(一般家庭約168万世帯の電力使用量)...  (つづく)