2020.11.24 【空質商品特集】ダイニチ工業 1000ミリリットル時の加湿能力持つ ハイブリッド式加湿器「LXシリーズ」
ハイブリッド式加湿器「LXシリーズ」
ダイニチ工業は、1000ミリリットル時の加湿能力を持つハイブリッド式加湿器「LXシリーズ」の販売を強化する。
LXシリーズは、昨年からラインアップに加わった加湿器の新シリーズ。ハイブリッド式としてはそれまで製品化されていなかった1000ミリリットル時の加湿能力を持つ市場の空白ゾーンを狙った製品で、大型リビングなどの広い空間向けでの利用を提案している。
今年のモデルでは、標準運転で加湿量960ミリリットル時の「HD-LX1020」と同1200ミリリットル時の「同LX1220」をラインアップ。従来から備える就寝時を想定した「おやすみ加湿」モードを改良した。
同モードでは設定湿度を50%から変更できなかったが、消費者の声を反映して50-70%で選べるようにした。
おやすみ快適モードとして50%、60%、70%の3段階から設定できるようにし、最初の1時間は静かさを優先した最小運転音で運転。その後は設定湿度に合わせた加湿運転を行う。
同社が実施したアンケートでは、就寝時におやすみ加湿モードを使用している人は25.8%。半面、湿度を設定できる「標準」「静音」「eco」モードを使っている人が51.5%を占める。こうした声を受け、おやすみ快適として湿度を設定できるようにした。特に湿度60%と70%を設定している人が5割を超えるという結果も、モードを改良する同社の背中をひと押しした。
従来、気化フィルタをセットするトレーは定期的にスポンジで水洗いする必要があったが、「カンタン取替えトレイカバー」を採用。これにより、抗菌フラットトレーの上にトレーカバーをセットすることで、トレー本体に水あかや汚れが付着するのを防ぐ。
汚れたらカバーを取り替えるだけでよいため、トレイを水洗いする手間が省ける。
水を入れるタンクの上だけでなく、下にも取っ手を取り付けた「タンクWとって」を採用。7.0リットルの大容量タンクを満水(約7.7キログラム)にしても両手でしっかり持てるため、給水作業を安定して行える。
湿度に応じて運転方式を切り替えるハイブリッド式であるため、エコモーターを組み合わせて電気代を節約。「eco」運転時の1カ月の電気代は約149円で済む。