2020.12.11 セミコンジャパン、オンラインで開幕バーチャル展示会、カンファレンスなどで構成
半導体製造装置・材料に関する国際展示会「SEMICON Japan 2020 Virtual」が11日開幕した。テーマは「次代のコアになる。」。半導体があらゆる産業や生活のコア(中核)になるとの思いが込められている。主催はSEMI(国際半導体製造装置材料協会)。
SEMICON Japanは例年、東京ビッグサイトを会場に行われる一大イベントだが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大や東京五輪延期の影響を受け初のオンライン開催となった。10カ国から172社/団体が出展し、SEMIでは18日までの会期中、延べ2万人の来場者数を見込んでいる。
「バーチャル展示会」「オンラインカンファレンス」「未来COLLEGEオンライン」で構成。バーチャル展示会は14-17日の4日間、午前10時から午後5時まで開かれ、期間中は出展者がチャット機能で来場者に対応する。11-18日のイベント開催中は24時間、ブースの閲覧や資料のダウンロードが可能だ。
カンファレンスは、八つのキーノートを中心に11日から80以上の講演を提供する。注目は16日開催の「半導体グローバルリーダーが語る」。ソニーセミコンダクタソリューションズの清水照士社長や東京エレクトロンの河合利樹社長がスピーチするほか、米インテルや台湾TSMCなど海外の半導体リーダー企業が提言を行う。
また17日にはOMDIAの南川明シニアコンサルティングディレクターをモデレーターに、トップ証券アナリストが21年の半導体製造装置を見通すパネル討論会「Bulls and Bears」が行われる。
「未来COLLEGEオンライン」は、将来のエレクトロニクス産業を支える大学生・大学院生のためのイベント。13日の午前10時-午後7時に開催される。
SEMICON Japan 2020 Virtualの参加登録はhttp://www.semiconjapan.org/jp/about/pricing-and-register まで。
会期終了後も登録者はブースへのアクセスおよびオンデマンドでのカンファレンス視聴が可能だ。