2020.12.30 累積販売5万台達成ユニバーサルロボットの協働ロボ
ドイツVEMAに納入した5万台目の協働ロボット
ユニバーサルロボット(デンマーク、ユルゲン・フォン・ホーレン社長)は、協働ロボットを08年に発売以来、累積販売台数がこのほど5万台を達成したと発表した。
5万台目の製品をドイツのクラウヘンヴィース-ゲッギンゲンにあるVEMA technische Kunststoffteile(VEMA)に納入した。
ユニバーサルロボットは05年に設立。08年に協働ロボット第1号を発表以来、ロボット技術による自動化を実現することを目的に、小型で、使いやすく、リーズナブルな価格設定で、フレキシブルかつ安全な協働ロボットを開発、世界に販売している。
現在は米テラダイン傘下に入り米国、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、チェコ、トルコ、中国、インド、シンガポール、日本、韓国、台湾、メキシコに子会社や支社を擁している。19年のユニバーサルロボットの売上高は2億4800万ドル。
ホーレン社長は「過去15年間、まったく新しいマーケットセグメントを開拓すべく取り組んできた。特にコストがかかり過ぎるか、複雑過ぎて手が出せないと考えられてきた自動化を、中小・中堅企業においても実現することを目指してきた。この業界のパイオニアとして、市場における協働ロボットの認知を高めることで、業界標準に影響を与え、従来型の産業ロボットの経験に影響された顧客の認識を変革できるよう取り組みたい」と述べている。