2021.01.27 再エネをIoTで束ねる 仮想発電所に熱い視線東芝などIT各社が市場開拓へ攻勢
VPPは再エネの普及を後押しする可能性を秘める(写真は東芝エネルギーシステムズ提供の「たはらソーラー・ウインド発電所」=愛知県田原市)
全国各地に分散する太陽光発電や蓄電池などの設備をIoTで束ねて制御し、あたかも一つの大規模な発電所のように機能させる仮想発電所「バーチャル・パワー・プラント(VPP)」。東芝グループが独VPP大手と設立した合弁会社は21年度から、再生可能エネルギー普及の鍵を握るVPP事業の支援を本格化。NECもVPPの成長性に熱い視線を注いでおり、関連市場の争奪戦が活発化しそうだ。
「VPPは再エネの普及に向けた影のドライバーだ。この分野で... (つづく)