車載用電子部品市場の活況が続いている。現在佳境を迎えている主要電子部品メーカー各社の第3四半期決算（4-12月）は多くの企業が減収減益決算を発表したが、一方で3Q（10-12月）単独では顕著な改善が見られている。

　業績回復の最大のけん引役は世界的な自動車生産の回復。今年度の車載用電子部品市場は、コロナ禍による自動車販売低迷や自動車生産工場の操業停止などが響き、1Q（4-6月）は大きく落ち込んだが、中国の自動車生産が6月頃から...　　(つづく)