2021.02.02 【コネクタ特集】河野エレクトロニクス新規顧客開拓をさらに推進

 河野エレクトロニクスは、21年度も引き続き▽新規顧客開拓▽海外販売拡大▽新商材開拓に力を入れる。コネクタ、圧着端子の専門商社として72年創業。16年に丸紅グループ入りし、国内外で販売を拡大。22年1月の創立50周年に向けて成長をさらに加速する。

 新規顧客開拓は常備在庫を持ち、小口販売にもキメ細かく迅速に対応してきた同社の販売実績を仕入れ先のコネクタメーカーが高く評価。メーカー直販顧客の同社への移管が加速しており、自社での新規顧客開拓と合わせて、計画以上に新規顧客開拓が進んでいる。

 主力の半導体製造装置、チップマウンタ、ロボットなどの産業機器のほか、建機、農機の特殊車両や、丸紅ルートのゼネコンの電気設備などの新規顧客増に対応している。

 1万3000品種を在庫する商品センター(大阪府寝屋川市)、関東物流(千葉県柏市)、中国・昆山物流倉庫の在庫品種、数量を見直し、在庫を最適化。品質検査にも取り組む。

 また、海外販売拡大も本社海外推進グループの増員を計画中。中国およびチャイナプラスワンで成長を続けるベトナム、タイの販売を強化する。中国は現地販売会社香港河野による華南地域の日系企業への拡販。ベトナム、タイは白物家電、車載向けハーネスメーカーへの販売を伸ばす一方、丸紅との協業による日系企業新規開拓を進める。

 新商材は、高速伝送品や新製品の5G/IoT/LPWA/車載機器用アンテナなどのコネクタメーカーが注力する製品を拡販し、さらなる顧客満足度向上に取り組んでいく。