2021.02.02 【コネクタ特集】七星科学研究所6.6kV仕様の高電圧コネクタ小型タイプ開発

 七星科学研究所は、産業用丸型コネクタを主力とするコネクタメーカー。顧客第一の製品作りをモットーに、電源用から信号用多極・高圧大電流など多彩な製品をそろえている。ケーブルハーネスにも注力し、あらゆるタイプのケーブルアセンブリに対応、ユーザーから高い評価を得ている。

 同社は、6.6kV仕様の高電圧コネクタの小型タイプ「NHVC-1204-6V」を開発し、5月頃からの販売開始を予定する。

 同コネクタは、使用電圧6.6kV/使用電流100A(3相コンタクト)で、使用温度範囲はマイナス40-プラス85度。適用導体断面積は22平方ミリメートル以下(3相+1接地コンタクト)。保護等級IP67。

 さらに、同コネクタをベースに、既存の600Vタイプの高電流容量品「PCI-1203タイプ」の開発も進め、年内のリリースを目指す。

 防水樹脂コネクタは「PLWシリーズ」のラインアップ拡充として、新たに3極タイプを開発し、秋頃の販売開始を予定する。

 PLWは、屋外照明用電源設備や屋外電源設備用に開発した小型樹脂防水コネクタ。既存の2極タイプはPSE規格認定品(3極タイプはPSE規格対象外)。

 このほか、USB2.0(Aタイプ メス)防水コネクタ「UNJWシリーズ」などもそろえている。

 21年は、ハーネス品の販売拡大を図るとともに、カスタム品事業もより強化していく。カスタム品の販売強化の一環として、19年後半に高性能な3Dプリンタを導入した。