2021.02.02 【コネクタ特集】日本端子カードエッジコネクタ、車載機器向けに特化
日本端子は、車載機器向けに特化した新たなカードエッジコネクタ「SeesawEdge」(シリーズ名=「K86シリーズ」)を販売開始した。車載機器に採用され、供給開始している。
同コネクタはシーソー型レセプタクル採用による接点部保護機能を装備。信頼性の高い2点接触構造。嵌合(かんごう)時のコネクタ接点部への接触ダメージを抑制できる構造となっている。特許取得済み。125度対応製品。順次、バリエーションを拡充していく。
2.0ミリメートルピッチ車載用(SMT)コネクタ「K89シリーズ」も採用が拡大している。同シリーズは、車載用で好評の「K79シリーズ」を進化させ、使いやすさを追求した製品。基板用デュアル(2列)、基板用ハイブリッド、中継用のラインアップを用意。慣性ロック構造により半嵌合を防止。振動に強い高信頼性の表面実装用コネクタで省スペース化に対応。コネクタ集約化により、コストメリットを実現する。キーイング構造により誤嵌合を防止。使用温度範囲はマイナス40-プラス125度。
このほか、新コンセプトコネクタとして、複数のヘッダーを集約し基板の小型化に貢献する3×3.5ミリメートル(2列)基板対電線用コネクタ「Color Block Connector」の提案に力を入れている。同コネクタは同社独自の「カラーブロック構造」を採用。様々な機器から出ているハーネスを直接基板コネクタに嵌合でき、中継コネクタを削減可能。機器の省スペース化や製造コスト低減に貢献する。