2021.02.22 【関西版】「docomo Open House 2021」に見る関西で活用されるソリューションAI運行バス

「AI運行バス」のロゴ

 NTTドコモは4-7日の4日間、技術・サービス・ソリューションを紹介する「docomo Open House 2021」をオンライン上で開催しました。会では5GやAI、IoTなどの最新技術を活用したソリューション200以上を展示・紹介しました。会場では、関西などで活用されているソリューションも披露されましたが、「AI運行バス」「ドコモオープンイノベーションクラウド」「Mirai Translator」をご紹介します。

 AI運行バスは乗りたいときに行きたい場所まで、自由に移動できるオンデマンド型公共交通システム。

 AI(人工知能)を使い、リアルタイムに発生する「乗降リクエスト」から、最適な乗り合わせ(乗り合わせる組み合わせ)を判断し、「車両配車+運行の指示」を行うことで、利用者にとって効率的な移動を実現。また、移動先の目的サービス・施設との連携や、運行実績データの集計・活用によって利用状況の正確な把握を行うこともできる、次世代の交通・街づくりに貢献するMaaSサービスです。

 関西では竹中工務店様と連携し、大阪市内でドコモの「AI運行バス」システムを活用し、貨客混載輸送「建設MaaSオンデマンド移動&搬送」の実証実験を実施しました。全国初となるオンデマンドによるヒト・モノの貨客混載輸送の検証。貨客混載輸送では建設副資材(養生材・カラーコーン・消耗品雑材など)のほか、ほっかほっか亭総本部と連携して、弁当などの飲食物も輸送しました。

 実証実験では大阪市内約10キロメートル区画で竹中工務店事業所(本社・大阪本店)、地区FMセンター、作業所、主要駅、諸官庁施設など約50カ所に乗降ポイントを設置。利用者は移動の時間を利用してデスクワークや会議を車内で行うことができ、時間の有効活用につながりました。