2021.02.22 【IHクッキングヒーター特集】 三菱電機レンジグリルIH レンジとグリル同時に加熱
レンジグリルIH
三菱電機は、電子レンジ機能を搭載した「レンジグリルIH」で、IHクッキングヒーターの新たな使い方を提案していく。
レンジグリルIHは、グリル部を電子レンジ化した製品で、200Vのパワーを生かし、レンジ加熱とグリル加熱を同時に行える利点がある。普及率の高い電子レンジと合わせた「2台使い」など、これまでにない使い方が可能だ。
グリル部の上下には平面ヒーターを搭載。スクエア形状に工夫したアンテナを奥に備え、マイクロ波を発する構造にしている。
右側面には16眼の赤外線センサーを備え、食品温度を測定し、温めや解凍などにも生かす。
グリル部の上部にはIH部がある。IH部を駆動するための電子基板がその下に口数分だけ搭載されているが、部品を見直し、基板の厚みを従来の65ミリメートルから40ミリメートルに低くした。それにより、マイクロ波を発するためのマグネトロンとそれを制御するインバータのためのスペースを確保している。
レンジ機能としては100W、200W、500Wの加熱が選べる。マイナス10度から0度までは2度刻み、0度からプラス90度までは5度刻みで、食材を好みの温度に温められる。
200Vのパワーを生かしたレンジ調理が特徴で、食材の内側を素早く加熱するレンジ加熱と、ヒーターで表面を一気に焼き上げるグリル加熱を同時に行えるので、時短調理にもつながる。
例えば従来品で約22分かかっていた鶏のから揚げは、レンジグリルIHでは約17分で調理ができる。
IH部とグリル部を連携した「リレー調理」も実現。取っ手が取れる専用フライパンを使えば、IHで調理した後、グリル部にフライパンを入れてそのまま調理することも可能。時間や火加減に加え、次の操作を音声と液晶で通知してくれる。ローストビーフやハンバーグなどリレー調理メニューは8種類を用意している。