2021.03.09 【照明総合特集】東芝ライテックLED照明「ビューレッド」

「UVee」

工場向けソリューション提案

 東芝ライテックは、カメラと一体化したLED照明「ViewLED(ビューレッド)」を利用した工場向けソリューションの提案を強化する。紫外線を使って、ウイルスを抑制して除菌するユニバーサルダウンライトタイプの販売にも注力していく。

 ビューレッドによる工場向けソリューション「安全アラートサービス」は、人やモノまで識別できるAI(人工知能)を生かして、東芝独自の画像解析技術を組み合わせて開発した。

 ビューレッドシリーズの高天井タイプと専用ゲートウエイ、クラウド上でのAI画像解析をセットにしたもので、ビューレッド1台を含むサービス利用料は月額税別3万5000円から。インターネット環境などはユーザー側で用意する。

 21年度中には、工場内での人の動きを可視化し業務効率の改善につなげる「人流分析サービス」と、作業者の手元を撮影し作業時間を見える化することで生産性向上に生かす「作業分析サービス」を提供予定。同時に、ベース照明タイプの新製品も発売し、高天井タイプと合わせてユーザーの選択肢を増やし、導入加速を目指していく。

 ウシオ電機の開発した、有人環境下で使用できるウイルス不活化・殺菌技術「Care222」を搭載したユニバーサルダウンライトタイプ「UVee(ユービー)」も展開。

 埋込タイプで、首振り角度45度、水平回転角度340度に調整でき、照射範囲の自由度を高めている。

 人感センサーや近接センサーなどを搭載し、無人環境下のみで照射するモードも選択できる。8時間以内であれば人体に影響はないとされているが、紫外線を気にするユーザーにも配慮した機能になる。