2021.03.11 三洋化成が「全樹脂電池」10月出荷 まず深海用無人潜水機向けに供給
9日の3社共同記者会見(右から安藤・三洋化成工業社長、廣地・グンゼ社長、堀江・APB社長)
三洋化成工業は、次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」の出荷を10月から始める。まず、川崎重工業が、海中設備の点検などに使用する深海用無人潜水機向けに供給を開始する。次いで欧州向け風力発電用の定置用蓄電池として供給し、同社が主力市場としている太陽光発電や風力発電の定置用蓄電池需要に積極的に応えていく。
このため、関連会社で全樹脂電池の開発、生産を行う関連会社APB(東京都千代田区)の全樹脂電池工場、APB福井センター武生工場「第一... (つづく)