2021.03.11 導電布と人や物体との間に発生する静電容量を計測して近接によるものか環境変化によるものか判別立命館大の研究グループ、近接センサー使用
ロボットアームの運動と環境の変化に応じて基準値が変化し、対象物を検出できる
立命館大学理工学部ロボティクス学科ソフトロボティクス研究室の松野孝博助教らの研究グループは、導電布を用いた柔軟な静電容量式の近接センサーと同近接センサーの静電容量基準値更新アルゴリズムによって導電布と人や物体との間に発生する静電容量を計測し、一時的な近接によるものか、環境変化によるものかを判別できることを確認した。ソフトロボットなどへの導入で衝突回避や剛性制御への応用が期待でき、センシング機能を持つロボットの皮膚の実現につながると見ている。 (つづく)