2021.04.14 【メディカル・ヘルスケア用部品・材料特集】品川商工トータルに顧客ニーズカバー、関連部品を提案へ

品川商工の製品群

 品川商工は、配線ならびに基板回りで使用できるワイヤリングアクセサリーの専門メーカーとして創立62年目を迎えた。創業当時から電気・電子機器分野を中心とした配線資材、基板回りのパーツ開発に積極的に取り組み、顧客ニーズに対応してきた。メディカル市場向けとしては基板スペーサー、配線クランプ、配線保護材など信頼性と実績ある製品を取りそろえ、顧客の問題解決に向けて部品を提案していく。

 サーキットボード・スペーサーはネジに代わり、シャーシから一定の高さに基板をワンタッチで固定するナイロン製スペーサー。

 「SHCBSシリーズ」は基板の取り外し性にこだわった製品で、解除レバーを倒すことで基板のロックが解除される構造。基板メンテナンスの機会が多い機器に最適だ。シャーシ板厚0.5~2.0ミリメートルまで対応する。

 エッジホルダー「LTシリーズ」はシャーシなどのエッジ部から電線被覆を守る。電線挿入口のロック機構により電線抜けを防止し、横、逆さ取り付けに対応する。独自構造により上方向、横方向のどちらからでもシャーシへ装着可能としている。UL1565規格認定製品(定格85度)。

 SFチューブはPETモノフィラメントを使用した編組構造により軽量で熱や湿気を逃がし、屈曲性、弾力性、伸縮性に優れることから稼働部分のハーネス保護に最適だ。SF-Aシリーズは、はさみでカットしても切断面がほつれにくい新シリーズ。ワイヤークランプSSPはスポンジ付きでケーブルなどをソフトに収束しつつ、適度な密着保持により、安定した保持力を維持する。振動などからケーブルを守る効果も好評を得ている。いずれもRoHS指令対応品。