2021.04.20 バイオマスから効率的にブタジエン生成日本ゼオン、理研、横浜ゴムが新技術を開発

 日本ゼオンは、理化学研究所(理研)、横浜ゴムと共同で設置している「バイオモノマー生産研究チーム」の研究により、バイオマス(生物資源)から効率的にブタジエンを生成する世界初の新技術を開発した。新しい人工代謝経路と酵素で、優れたブタジエン生成能を持つ細胞の創製に成功したもの。

 ブタジエンは主に自動車タイヤなどの原料として使われる合成ゴムの主原料として使用される。

 現在、ブタジエンはナフサ熱分解の副生成物とし...  (つづく)