2021.04.29 21年3月期連結決算三菱電機、減収ながら下期以降持ち直す

 三菱電機の21年3月期(20年4月~21年3月)連結決算は、上期を中心に新型コロナの影響を受け、全セグメントで減収だった。半面、5Gや半導体、巣ごもりによる家庭向けの需要拡大などで下期は持ち直し、売り上げ、利益ともに2月に公表した予想値を上回る結果となった。

 重電システムは国内の電力事業で既に受注している案件の進捗や公共事業の増加などが売り上げに寄与。部門全体では減収だが、営業利益は前年比266億円増。主力5セグメントで唯一...  (つづく)