2021.04.30 坂東彦三郎、息子・亀三郎と共演「五月大歌舞伎」の舞台で

坂東彦三郎

 歌舞伎俳優の坂東彦三郎が、息子・亀三郎とともに「五月大歌舞伎」に出演する。亀三郎、父・楽善との共演。彦三郎は「受け継がれていくこと、つないでいくこと、手渡してもらったことを大切にしたい」と力を込める。

 彦三郎らは第3部の「春興鏡獅子」の舞台に上がる。亀三郎との共演を楽しみにしているという彦三郎は「息子は尾上丑之助さんと『胡蝶の精』を演じる。この役は1953年、55年に亀三郎時代の父と丑之助時代の尾上菊五郎さんが演じた。息子たちが当時の2人と同じように稽古に励み、70年近くの時を経て丑之助・亀三郎の名が並ぶのはとてもうれしい」と話す。

 東京都中央区の歌舞伎座で5月12~28日(19日は休演)に公演(予定)。第3部は午後6時20分から。

 このほか、彦三郎は「六月博多座大歌舞伎」の昼の部「与話情浮名横櫛」、夜の部「身替座禅」にも出演する。福岡市博多区の博多座にて6月5~19日(11日は休演)。昼の部は午前11時30分から、夜の部は午後3時30分から。