2021.05.13 【電波時評】コロナ禍でも積極性を強める部品業界

 電子部品市場の活況が継続している。主要電子部品メーカーの2020年度(21年3月期)決算は、大半が公表値を上回り、コロナ禍中ながら過去最高の売り上げを計上した企業もある。21年度の計画も、増収増益を見込んだ積極姿勢が目立つ。

 20年度序盤は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受け、1Q(4~6月)決算は、大半の企業が大幅な減収減益または赤字を計上した。テレワークや巣ごもり需要により、IT関連の部品需要は堅調だったが車...  (つづく)