2021.05.27 【照明総合特集】東芝ライテックベース照明を中心に
ウイルス抑制・除菌用照射器「UVee」
ウイルス抑制・除菌用照射器も
東芝ライテックは、LEDベース照明「TENQOO(テンクウ)シリーズ」を中心に、コロナ禍の需要に応じたウイルス抑制・除菌用照射器「UVee(ユービー)」など多彩な製品群を提案していく。
テンクウシリーズでは、オフィスなどで使われている従来の蛍光灯器具の本体部分をそのまま流用するリニューアルキットを用意。施工性を重視した対応で、既設照明からのLED化を提案している。
同時に、スクエアタイプの追加や、60度の高温環境に対応する特殊用途向けの製品も発売。さまざまな環境に設置できる製品群を取りそろえ、LED化を加速していく。
LEDベース照明では、カメラと一体化したLED照明「ViewLED(ビューレッド)」の提案にも力を入れている。人工知能(AI)を使ってカメラの映像を分析する工場向け「安全アラートサービス」の提供を開始。高所という照明の立地条件を生かした付加価値を提案しており、月額サービスとすることで、照明器具の販売にとどまらないビジネスに乗り出している。
工場内での人の動きを可視化し、業務効率の改善につなげる「人流分析サービス」や作業者の手元を撮影し作業時間を見える化することで生産性向上に生かす「作業分析サービス」の提供も予定する。
有人環境下で使用できるウシオ電機開発のウイルス不活化・殺菌技術「Care222」を搭載したユニバーサルダウンライトタイプ「UVee(ユービー)」も、コロナ禍で引き合いが強まっている。埋め込みタイプで首振り角度45度、水平回転角度340度に調整できる上、人感センサーや近接センサーなどを搭載。無人環境下のみで照射するモードも選択可能だ。
ATMの操作面やオフィスの入り口、マンションエントランスなど、さまざまな用途に提案している。