2021.06.17 ソフマップがブックオフと協業ホビー商品、アプリ利用のネット買取に移行
「ラクウル」の画面
ビックカメラグループのソフマップは17日、アパレルや書籍などのリユース事業を手掛けるブックオフコーポレーション(神奈川県相模原市、堀内康隆社長)と協業すると発表した。ホビー商品の買い取りで、一部を除きアプリを使ったネット買取に移行。買い取った商品をブックオフ店頭で販売し、ソフマップ店舗では売り場でシナジーを出しやすい商品の充実を図る狙いだ。
ソフマップが提供する買取アプリ「ラクウル」の買取品目にミニカー、鉄道模型、おもちゃを加えた。これらの商品はこれまで「ソフマップの客層に合わない」(ビックカメラグループ広報)理由から買い取ってこなかった。ホビー商品は映像ソフトやフィギュア、プラモデルなどを取り扱っており、今回の協業で買い取り商品の幅を広げ、ホビー部門の強化につなげる。
買い取った商品はブックオフで販売する。逆にソフマップ店舗では、客層や他商品とのシナジーを出しやすいゲームソフトとアニメブルーレイソフトを除くホビー商品の買い取りはやめ、ラクウルでのみ対応する。
ブックオフ店舗では、電話やリモートで専門スタッフがサポートする、ソフマップ提供の「電話&リモート パソコン・タブレット版」の取り扱いを7月から開始する。パソコン(PC)とタブレット本体や対象周辺機器の操作方法といった基本的な使い方から、故障診断・困りごと相談などに対応するサービスだ。PCやタブレットを取り扱うブックオフの店頭で、それらの購入時に一緒に購入するものになる。これまでビックカメラグループの店舗で販売されていたサービスで、協業を機にブックオフに委託販売する形だ。
今後は、ブックオフで購入したPCやタブレット、デジタルカメラなどのアフターサポートを、近隣のビックカメラやコジマ、ソフマップのサービスカウンターで対応できるようにする準備も進めている。ラクウルは、2018年7月の開始以来、PCやスマートフォンなどデジタル機器を中心に利用件数を伸ばしているという。