2021.07.09 【家電流通総合特集】重点商品三菱電機住環境システムズ

IHクッキングヒーター「レンジグリルIH」

電子レンジ搭載IHクッキングヒーター 新しい調理スタイルを提案

 三菱電機住環境システムズは、世界で初めて電子レンジを搭載したIHクッキングヒーター「レンジグリルIH」で、生活を豊かにする新しい調理スタイルを提案する。

 レンジグリルIHはグリル部を電子レンジ化した製品で、200Vのパワーを生かし、レンジ加熱とグリル加熱を同時に行える新しい加熱方式「レンジグリル加熱」を搭載した。

 食材を中から加熱する「レンジ加熱」と外から加熱する「グリル加熱」を同時に行う。さらに、「レンジグリル光センサー」で食材の温度を瞬時に赤外線センサーで測定することで、お任せ自動仕上げが可能になった。これにより、これまでより時短、省手間で、おいしく調理ができるようになった。

 IH部とグリル部を連携した「リレー調理」により、火加減や加熱時間をお任せで自動アシストできる。取っ手が取れる専用フライパンを使えば、IHで加熱した後、グリル部にフライパンを入れることも可能。ローストビーフやハンバーグなどリレー調理メニューは8種類を用意。時間や火加減に加え、次の操作が音声と液晶で通知され、コツがいる難しい調理も簡単に行える。従来品では約15分かかっていた肉厚ハンバーグは、レンジグリルIHを使用するとIH、レンジグリル、グリルと適切な加熱方法を使用しながら、約10分で調理ができる。約33%の時短になる。

 毎日便利に活用できるレンジ加熱は、おかずの温めや冷凍食品の調理をはじめ、肉など素材の解凍や野菜の下ゆでなどが行えて便利だ。

冷蔵庫「置けるスマート大容量・野菜室が真ん中」 AIが最適に制御

IoT冷蔵庫「置けるスマート大容量・野菜室が真ん中」シリーズの最上位MXDシリーズ

 同社初のIoT冷蔵庫「置けるスマート大容量・野菜室が真ん中」シリーズの最上位MXDシリーズは、人工知能(AI)がユーザーの生活スタイルに合わせて冷蔵庫全室を最適に制御。スマートフォン専用アプリケーションも合わせて使うことで、食生活をサポートする。

 「おまかせA.I.自動」ボタンを押すだけで、全ての扉開閉データをそれぞれ収集し、AIがユーザーの冷蔵庫の使用状況を分析・学習する。各家庭の活動時間と非活動時間を予測し、冷却を自動制御する。冷凍室には、使用状況を分析し、自動で食品の霜発生を抑制する「霜ガード」を新搭載した。4週間後の食品の霜付量を約27%抑制する。これにより、食材の水分が保たれ、おいしさの維持になる。

 氷が必要となるタイミングを予測して急速製氷する製氷室のほか、瞬冷凍室も、各家庭の使い方に合わせて自動で最適運転ができるようになった。熱いものを入れたとき、自動で粗熱取りした上でおいしく瞬冷凍するため、家事の時間短縮にも貢献する。これらの最適運転を行うことで、最大約10%の省エネを実現した。

 Wi-Fiモジュールの内蔵により、同社独自の家電・住設機器を統一して制御するスマホ専用アプリ「MyMU(マイエムユー)」との連携も可能になった。冷蔵庫の状態を一覧で確認できる「冷蔵庫モニター」、簡単な操作で温度を設定できる「温度設定」、使いこなせていない機能をユーザーに知らせる「気くばりナビ」が使用できる。買い物のコツや冷蔵庫内の食品を活用したレシピ、食品の上手な保存方法など、ユーザーの「知りたい」に答える情報へ簡単にアクセスでき、食生活のサポートに最適だ。