2021.07.14 ヒノデHD、低熱膨張鋳鉄を新開発微量元素の添加量制御

 ヒノデホールディングス(福岡市博多区)は、温度変化による寸法変化を抑えた低熱膨張の鋳鉄材料「ヒノGDインバー」シリーズ3種を開発した。

 ナノメートル単位の高精度が求められる半導体製造装置、工作機械などでは低熱膨張材料へのニーズは高まっている。一方でこれまで使用されていた、インバー(鉄・ニッケル合金)、スーパーインバー(鉄・ニッケル・コバルト合金)など、熱膨張係数が低い合金は単純な棒や板状で難削性のため、複雑な形状や大型品へは...  (つづく)