2021.07.19 NEC、企業スポーツビジネス化へAIやVR活用し加速化

オンライン会見でNECの技術を生かした新サービスについて説明するスポーツビジネス本部の梶原健本部長


 NECは19日、スポーツとテクノロジーを掛け合わせた企業スポーツの改革に向け「スポーツビジネス推進本部」を創設し、ビジネス化を加速させると発表した。同社が運営するラグビーと女子バレーの企業スポーツチームを中核に、NECが持つ最先端技術をチーム強化や収益向上に活用。AI(人工知能)を使ったデータ解析をはじめ、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)を使った観戦スタイルを確立し、新たな価値の提供につなげる。(詳細は20日付の電波新聞本紙に掲載します)

 NECは、企業スポーツチームとしてラグビートップリーグのグリーンロケッツ東葛(千葉県東葛6市)と、女子バレーのレッドロケッツ(東京都港区、大田区、川崎市)を運営している。2018年にはバレーⅤリーグがスタート、来年1月には自主興行を前提としたラグビー新リーグ「リーグワン」が発足するのを契機に、新しい企業スポーツのあり方を検討している。

 ビジネス化に向けては、NECの技術を収益向上につなげる取り組みを展開。VRやARを活用し、試合中にリプレイや成績を視覚的に表示したり、会場外でも観戦できたりする新たな観戦スタイルを目指している。