2021.08.06 【SMT/SMD特集】スミダコーポレーション小型パワーインダクター、5GやIoT関連を強化

車載対応低DCRメタルインダクター

 スミダコーポレーションは、小型パワーインダクターとして、車載用インダクターに加え、第5世代移動通信規格5GおよびIoT関連など、成長分野への取り組みを強化している。

 同社は、モビリティー、インダストリー、コンシューマーの3分野に向けて成長戦略を展開している。コンシューマー向けでは、メタル系パワーインダクター「CDMCシリーズ」において2~17ミリメートル角サイズで幅広くラインアップ。閉磁型で高い電気的特性と磁気シールドを実現し、ノイズを低減化。小型、低背化で、大電流性能を向上し磁気漏れの抑制を追求している。

 代表的製品としては、Max4.45×4.75×高さ2.0ミリメートルサイズの「0420CDMCC/DS」(インダクタンス0.1~22μH)、Max10.3×11.5×高さ4.0ミリメートルサイズの「104CDMCC/DS」(0.15~68μH)、Max17.15×17.45×高さ7.0ミリメートルサイズの「177CDMCC/DS」(0.47~47μH)など。

 新製品の車載対応低DCRメタルインダクターは、4/5/6/10ミリメートル角サイズをラインアップ。大電流、低DCRで、耐電圧75Vdc。

 製品例としては、Max4.35×4.75×高さ2.0ミリメートルサイズの「CDMC40D18/L150」(インダクタンス0.1~4.7μH)、Max6.8×7.4×高さ3.0ミリメートルサイズの「CDMC60D28/L150」(0.1~22μH)、Max10.3×11.1×高さ5.0ミリメートルサイズの「CDMC10D48/L150」(0.43~47μH)などをそろえている。

 フェライト系大電流インダクターは、大電流、低DCRで、メガヘルツスイッチング&ノイズフィルターに最適。新製品のパワーインダクター「CDEPH6211」は、大電流、低抵抗が特徴で、サーバー、デスクトップパソコン、DC-DCコンバーター、バッテリー機器、大電流電源などのコンシューマー機器に使用できる。