2019.11.13 NICTとNEC 生体認証データの高秘匿・高可用性な伝送・保管を量子暗号用いて実現

 情報通信研究機構(NICT)とNECは共同で、顔認証システムでの特徴データの伝送と、特徴点など認証用参照データの保存を、量子暗号と秘密分散を用いて構築し、認証時の高い秘匿性・可用性を持つシステムを開発、実証に成功した。

 同システムは量子暗号ネットワーク上にカメラとサーバー、および秘密分散によって分散ストレージされた認証用参照データサーバーを設置したもので、不正アクセスや参照データ消失のリスクが極めて低く安全。
  (つづく)