2019.11.13 富士電機 車載半導体投資を前倒し、EV市場拡大に備える

決算発表会で説明する北澤通宏社長

 富士電機は、電気自動車(EV)向け車載パワー半導体の需要拡大に備え、生産能力の増強に向けた設備投資を前倒しする。研究開発費も削減しない。生産効率の高い直径300ミリメートルシリコンウエハーの量産技術を開発する方針も示した。

 「パワー半導体は前倒しでもう少し金額を増やして投入したい。やるべき研究開発は進めたい」。東京都内でこのほど開いた決算説明会で北澤通宏社長は、車載半導体への攻めの投資に意欲を示した。

...  (つづく)