2021.08.18 【コネクター総合特集】サムテックジャパン次世代ハイスピードコネクター「ノバレシリーズ」など力

 サムテックジャパンは、米SAMTEC社の日本法人。同社が重視するのは①カスタマーサービスの徹底②ミニマムオーダー③カスタム製品対応。米ビショップのCSランキングで1位を多数獲得している。

 2021年度上期(1~6月)のSAMTECグローバル業績は、産機や通信、半導体関連などの分野が全般的に好調に推移し、売上高が前年同期比約17%増、受注額は同約45%増となった。特に光関係やハイスピードケーブルアセンブリーなどの販売が急増している。

 同社グループは下期(7~12月)に向けても積極的な事業拡大を計画する。製品別では、通信業界や半導体業界向けに、高周波ケーブルアセンブリーやハイスピードバックプレーンコネクター、架橋配線可能な光コネクター「FAREFLY」などのビジネスを拡大していく計画。

 特に、次世代ハイスピードコネクター「NovaRay(ノバレ)シリーズ」や、COM-HPC規格エンベデッドモジュール対応のアクセラレート「HPシリーズ」を次世代のフラッグシップ製品に位置付け、積極的なデザイン活動に努める。

 FAREFLYは、PCIe Gen4対応品を戦略製品に位置付け、拡販活動を強化する。

 NovaRayは、超高密度でチャネル当たり112ギガbps PAM4のパフォーマンスを備え、0.8ミリピッチ千鳥配列で2列・3列・4列をそろえたBGAコネクター。1バンク当たり最大16ペアのピン配列。面積当たり換算で最大の伝送レートを流せる基板対基板コネクターとなっている。

 HPシリーズは、PICMGが策定する産業機器系組み込みモジュールの次世代規格「COM-HPC」に、400極品が標準採用された。