2021.08.18 インフラ点検・監視市場 電子部品業界など参画が活発化

電池レスセンサーモジュール。ボルト部分(左下)に、通信モジュール部分(中央)やレクテナ(アンテナ、右上)がつく(提供=ミネベアミツミ)

 道路やトンネルなど社会インフラの点検・モニタリングに、電子部品などエレクトロニクス関連業界から参画する動きが活発化。従来は土木や建設関連事業者などが中心の分野だが、センサーや通信技術などを使って取り組んでいる。2035年には3000億円近い市場規模になるとの見方もあり、今後も拡大する市場への参入が続きそうだ。

 社会インフラの多くは、前回の東京五輪が行われた60年代など高度成長期に建設され、経年劣化への対応が課題になっている。...  (つづく)