2021.08.19 【量販店 オール電化に取り組む】エディオンメッツ大曽根店 名古屋市東区

システムキッチンを提案する大田さん

設置工事の速さをアピール

 エディオンメッツ大曽根根店(名古屋市東区)は、コロナ禍による在宅時間の増加で、オール電化・リフォーム製品は中高年顧客を中心に順調な買い替え需要を見せている。

 オール電化の柱であるエコキュートは、毎月の水道料金の上昇を反映し、10~12年前のリプレース需要が活発化している。標準タイプと高圧タイプの人気商品は三菱電機で、エディオンオリジナルの室外機が防錆(ぼうせい)対応機種のため、湿気の多い名古屋市内の戸建て住宅に適している。他社メーカー品に比べて価格が高いが、「どうせ買うなら長持ちする高級機にする」という顧客の要望が強いという。

 スマートマスターの資格を持つ担当の大田龍牙氏は「エディオンが販売するエコキュートは〝在庫あります〟がモットー。エアコン並みの設置工事の速さをアピールしている」と話す。リフォーム関連はキッチン、食洗機、IH調理器、バス、トイレなどを積極的に展示・訴求している。

 在宅勤務の定着による内食需要が増加し、主婦が担当するシステムキッチンは好調な売れ行きを示す。同時に、食洗機の買い替え需要が増えてきた。IH調理器も10年前に設置したリプレース需要が顕在化し、同店は「10年あんしんサポート」も提案している。

 太陽光発電は、家で使う電力を確保するため、60万~70万円クラスの蓄電池とのセット提案に努めている。「秋の台風シーズンを迎える中、災害対策の必需品としての役割もPRしたい」と大田氏。