2021.08.19 【量販店 オール電化に取り組む】上新電機
エコキュートを中心にオール電化が好調に推移(上新電機高槻店)
エコキュートが買い替えのピーク
上新電機の各店舗では、オール電化が好調に推移。特にエコキュートは買い替え需要が急増している。スマートライフ推進部長の江里口喜浩執行役員は「巣ごもりでオール電化を含むリフォームへの関心が高まり、特にエコキュートは今期から再来期にかけて、買い替えのピークになりそうだ」と話す。
同社がエコキュートの取り扱いを本格的に開始したのは、普及期の2007年頃。同部の坂本和宣課長代理は「普及期からの買い替えで来店する人は、当時訪問販売で購入したという人が多い。全国展開する当社の看板への安心感や、10年間の長期保証が魅力となっているようだ。また、当社社員が見積もりやアフターサービスなどを直接行う点も強みだ」と説明する。
店頭では電力会社のプランを含め、顧客の疑問や不安を正しい情報で解消し提案。4月にはウェブ上でリフォームのバーチャル店舗がオープンしており、現在はIHクッキングヒーターを含むキッチンの商品を展開している。
坂本課長代理は「当社のカタログ掲載の全ての製品を見ることができる。AR機能で自宅での設置イメージを確認することも。今後は店頭での接客ツールとしても活用する方針だ」と話す。
太陽光発電はユーザーで卒FITを迎えた人に対し、蓄電池やEV充電設備との組み合わせを提案。江里口部長は「EV充電設備については今後、店頭での訴求を強化し、最終的にはV2Hを視野に入れている」と述べていた。