2021.08.19 【IoTを拓く リーフォニーの応用】慶応大学街の暑熱環境を住民へ

模型上に投影される暑熱情報(提供=厳網林教授の研究室)

 近年、連日のように報じられる猛暑、熱中症。慶応義塾大学の厳網林(げん・もうりん)教授の研究室メンバーは、研究対象である地域の住民から、「周辺で暑い箇所が、リアルタイムに見られるようなシステムがあれば」といった声を聞いた。それが出発点になった。

 研究室は空間情報科学に取り組み、地図情報にさまざまなデータを落とし込む研究をしている。主なフィールドの一つが、たまプラーザ駅(横浜市青葉区)周辺。東急や横浜市とも連携している。

...  (つづく)