2021.08.19 XR技術を観光再興の救世主に通信や私鉄など多様な業種が熱視線

オープントップバスでAR(拡張現実)の世界を楽しむイメージ(提供=京浜急行電鉄)

 長期化する新型コロナウイルス禍の影響が全国の観光地を直撃する中、現実世界と仮想世界を融合させる「XR(クロスリアリティー)」技術を駆使して各地の魅力を発信する試みが広がってきた。通信大手のKDDIが今夏、登山を疑似体験できるXR技術の活用サービスを用意したほか、大手の旅行会社や私鉄も同技術で旅行者を集客する可能性に熱い視線を注いでいる。

 「見慣れた横浜でも新鮮な感じがした」「バスで移動している感覚と合わせて、実際に飛んでいる...  (つづく)