2021.09.13 操縦席「まるで宇宙船」遠隔で動く無人運航船の開発進む
遠隔操船用の操縦席(出所:日本無線)
自動運転で走るバスやタクシーの実用化があと一歩に迫る中、海の上でも無人運航船の実現に向けた技術開発が活発になっている。情報通信機器製造大手の日本無線は、陸上から総合的に情報を把握して船を遠隔操作する運航管理システムを開発。緊急時の遠隔操船など船舶の安全運航を支援する実証実験に取り組んでいる。陸から遠隔で船を操るコンソール(制御盤)はまるでSF映画に登場する宇宙船の操縦席のようだ。
船の遠隔操作は陸上に設置された「フリートオペレーションセンター」のコンソールで行うSF上オペレーターとして船長と機関長の2人を配置され、海の上を運航する船内で操作ができない状況が起きた場合に、船長がここから遠隔操船する。
日本無線の小洗健社長は「ケースバイケースでどんな運航をしたらいいかをケアしつつ、たくさんの船を統括できる」と胸を張った。(詳細は14日付の電波新聞、電波新聞デジタルに掲載します)