2021.09.15 「なんでも」検査します老舗の強み生かすシステムは

日立金属が開発したシステム(提供=同社)

 製造業の現場で、AIなどを使った外観検査の動きが一層活発になっている。そんな中、日立金属は、人が教えなくても自律的に部品などの外観検査ができるシステム「なんでもインスペクター」を開発、配備を始めた。ディープラーニングで、製品の形状などを事前に把握する。グループで展開・実証した後、外部への提供も検討する。

 熟練技能者の減少などで、ノウハウや経験の伝承が課題になっている。日立グループの源流でもある名門・日立金属もそんな1社。今後、検査の自動化などDXを進め、さらにそれを外部を含めて横展開するような動きが続きそうだ。
(16日付の電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)