2021.09.20 電波暗室、高周波化に対応吸収体や簡易テントでノイズ遮断
大規模改修したTELECの大型電波暗室
無線障害の原因となる電子機器からの不要電波を測定する際に用いる電波暗室。各種電波法制に準拠し、電波の反射を極力抑えた空間であることが求められる。第5世代移動通信規格5Gの基地局整備が急ピッチで進むが、通信機器の評価には電波暗室が必須だ。特にミリ波など高周波帯域ではOTA試験(無線環境での試験)が必要で、高周波化に伴い新たなノイズ測定環境が提案されている。
TDKはこのほど、スマートフォンなど通信機器の技術基準への適合性を審査... (つづく)