2021.09.29 再エネ拡大で集まる資金ファンド創設相次ぐ カギ握る金融機能

会見で並ぶ三菱UFJ銀行の半沢頭取(中央)、大阪ガスの藤原社長(右)、NTTアノードエナジーの高間徹社長=三菱UFJ銀行提供

 世界的なカーボンニュートラルの潮流を受けて、国内でも再生可能エネルギー開発などに大規模な資金が向けられている。再エネを推進するエネルギー企業が参画し、多業種をまたいだものや、国の制度の展開を見据えたファンドの創設が相次ぐ。今後の爆発的な拡大の実現には、金融機能などをうまく取り込むアプローチがカギを握る。

 国内最大の民間金融グループの三菱UFJ銀行を中心とした再エネファンドの創設が今月初旬、発表された。同銀行の半沢淳一頭取は会...  (つづく)