2021.09.30 7月中国地域量販店 空清、冷蔵庫、洗濯機など減少

 【広島】中国経済産業局は7月の「中国地域の経済動向」について明らかにした。

 中国地域の経済は横ばい傾向であるが、一部弱含んでいる。個人消費は持ち直しの動きに足踏み感が見られる。

 雇用は、有効求人倍率が前月比で上昇など、全体としては持ち直しの動きに足踏み感がみられる。

 7月の個人消費は、商業6業態の販売額は2178億円で、前年同月比1.9%と2カ月ぶりに前年を上回った。乗用車新車登録・届け出数は、普通乗用車は前年を上回ったものの、小型乗用車、軽乗用車が前年を下回り、合計では前年同月比10.2%減と10カ月ぶりに前年を下回った。

 家電大型専門店は、新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要の影響を受けた前年の反動により、空気清浄機や冷蔵庫、洗濯機などが減少した。

 ホームセンターは、新型コロナウイルス感染拡大による感染対策や巣ごもり需要の高まりを受けた前年の反動により、マスクなどの衛生用品、インテリアや収納用品などが減少した。一方、前年に比べて梅雨明けが早く、気温が高めに推移したことなどから、家庭用プールや散水用品、エアコンが増加した。

 雇用は、有効求人倍率が1.41となり、前年から0.01ポイント上昇と7カ月連続で上昇した。また、新規求人数は前月比3.2%と2カ月連続で増加。

 貿易は、輸出が前年同月比28.5%と5カ月連続で前年を上回った。