2021.10.11 牧島デジタル相、『デジタルの日』にアピール奔走マイナンバーカードの健康保険証利用も体験

マイナンバーカードを健康保険証として利用する仕組みを体験する牧島デジタル相=10日、東京都港区の虎の門病院


 「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化を」というミッションを掲げるデジタル庁が、デジタル政策の司令塔を担う同庁のアピールに奔走している。10日に同庁の創設を記念した初のオンラインイベントを開催。マイナンバーカードを健康保険証として利用する仕組みの本格運用に先立ち、牧島かれんデジタル相らが同日に東京都内の病院で保険証利用のメリットを自ら体感し、意義を訴えた。

牧島かれんデジタル相(右)と後藤茂之厚生労働相=10日、東京都港区の虎の門病院

   同庁は10月10、11の両日を「2021年デジタルの日」と定め、今回のオンラインイベントを動画投稿サイト「ユーチューブ」や短文投稿サイト「ツイッター」で生配信。視聴数は延べ約250万回に達した。

デジタル庁主催のオンラインイベントであいさつする牧島デジタル相

 牧島氏は開演のあいさつで、デジタルについて「定期的に振り返り体験し見直すきっかけをつくりたい」と強調。医療や行政など分野ごとにデジタル化をめぐる国民の期待の声を集めて、有識者や投稿者と対話するコーナーにも参加した。

デジタル庁主催のオンラインイベントでは幅広い国民の意見に耳を傾けた

 またこの日は、牧島氏と後藤茂之厚生労働相が東京都港区の虎の門病院で、20日に本格化するマイナンバーカードの健康保険証利用の仕組みについて体験。自らのカードを受付の読み取り機「顔認証付きカードリーダー」にセットして保険資格を確認するという手続きの使い勝手を確かめた牧島氏は、「マイナンバーカードと健康保険証の一体化によって『マイナンバーカードを持ってよかった』というメリットを実感いただけるのではないか」と強調。その上で「貴重な情報をドクターの所に届ける仕組みにもなり、それは患者を守ることにつながる」とも述べた。
(詳細は10月12日付、電波新聞・情報通信面、電波新聞デジタルに掲載します)