2021.10.21 【あかりの日特集】東芝ライテック除菌脱臭機「UVish」

「UVish」

深紫外線LEDなど採用

 東芝ライテックは、深紫外線LEDと金属製の光触媒フィルターを使った除菌脱臭機「UVish(ユービッシュ)」で、照明と合わせた提案に力を入れていく。

 ユービッシュは、8畳相当の広さに対応する据え置き型。ライテックがもともと展開してきた光触媒技術を生かした製品で、コロナ禍で高まる除菌ニーズに応えることを目指して開発。設置性を高めるために小型サイズにした。

 深紫外線LEDと光触媒によるダブル効果で、ウイルスの活動を抑制し、感染力を低減させる。細菌を分解して増殖を抑えることで、除菌効果も発揮する。浮遊ウイルスは約10分で99%以上を抑制するほか、浮遊菌も約26分で99%以上を除去できる。

 アセトアルデヒド、アンモニアなどの悪臭に対する除菌・脱臭性能も備える。たばこ臭や二日酔い臭などのアセトアルデヒドは約96分で90%以上脱臭できる。

 サイズは、高さ207×横250×奥行き120ミリメートル。1.8キログラムと軽量で持ち運びしやすく、運転音も22デシベルと静音設計だ。カウンターやデスクの上などに設置できる。

 深紫外線は人体にも有害であるため、裏フタが外れた場合は自動で消灯する安全機能も備える。

 ユービッシュで同社が狙うのは、照明にプラスアルファする提案だ。非住宅分野に向けてさまざまな照明をラインアップする中、据え置き型除菌脱臭機も同時に提案することで、提案する空間の価値を高めることを狙う。

 会議室や医療施設、宿泊施設など不特定多数の人が利用する施設の小空間での利用を想定している。