日本ケミコンは、次世代モビリティー時代を支える車載向け製品の開発を加速し、多数の新製品を提案する。

　導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンセンサーはチップ形「HXUシリーズ」を開発、各種モーター・ドライバーのDC-LINK機能などに提案する。独自の封止構造で従来品から2倍の長寿命化を実現、さらに40G耐振保証を備える。耐久性135度8000時間（短時間150度保証可）、サイズφ10×10Lミリメートル、定格電圧範囲25～63V、静電容量範囲82～330μFを用意。

　オンボードチャージャー平滑用途は、リード形アルミ電解コンデンサー「KXQシリーズ」を推奨。従来品から30％の高容量化を実現し、機器の軽量化に貢献する。耐久性105度1万／1万2000時間、サイズφ16×20L～φ18×45Lミリメートル、定格電圧範囲400～450V、静電容量範囲47～180μFで量産中。

　基板自立形も独自の耐振動設計の「KVA／KVB／LVAシリーズ」を用意。同タイプで業界初のAEC-Q200準拠、耐久性は最大105度5000時間を実現した。

　オンボードチャージャーに推奨するインダクターとして「FWシリーズ」を商品化。ナノ結晶合金を用い、大幅な小型化と軽量化を実現。フェライトコイル比で50％の小型化を達成。定格電圧範囲250～700V、定格電流範囲3.5～39A。

　各種バックアップ電源用には、リード形電気二重層キャパシターDLCAPの新製品「DKGシリーズ」を提案。定格電圧を従来品の2.5Vから2.7Vに引き上げ、エネルギー密度を20％向上。φ18×40L～50Lミリメートルで静電容量50F。サンプル対応中。