2021.11.04 ヤマダHD、25年3月期売上高2兆円に再挑戦中期経営計画 暮らし丸ごと支援を加速

 ヤマダホールディングスは4日、2025年3月期に売り上げ2兆円、営業利益1230億円、経常利益1300億円を目指す中期経営計画を発表した。家電を軸にインテリア、住宅、金融、環境まで暮らしを丸ごと支援する施策を加速させ11年3月期以来の売上高2兆円に再挑戦する。

 中計では、暮らし全体を支援できる新コンセプト店の出店で売り場面積を拡大する計画で、家電から家具、インテリアまで売り上げ規模を底上げしていく。今後は家電からインテリア、リフォーム、生活雑貨まで暮らし全体を支援する新コンセプト店「LIFE SELECT」店を拡大する計画だ。

 「LIFE SELECT」店は既に9店舗を展開。「商圏や顧客に合わせた店舗展開のノウハウが蓄積されてきたため、今後LIFE SELECTを拡大していく」(同社)という。直近では徳島、茅ケ崎(神奈川県)にオープンする予定だ。

 今後は家電を中心にリフォーム、家具インテリア、生活雑貨、住宅、金融、環境まで“暮らしまるごと”の提案を加速させる考えで、30年3月期の売り上げ2兆5000億円も視野に入れて事業を進める。

 同日発表した22年3月期第2四半期(21年4~9月)連結売上高は前年同期比7.0%減の8003億9900万円、営業利益は同23.7%減の350億8400万円。通期業績は売り上げ1兆6860億円、営業利益900億円、経常利益970億円を計画している。
(詳細は5日付、電波新聞・電波新聞デジタルに掲載します。)