2021.11.08 タブレット型プログラミングペンダント提供安川電機、小型垂直多関節ロボット適用

タブレット型のプログラミングペンダント「スマートペンダント」

 安川電機は、人協働ロボット「MOTOMAN-HCシリーズ」で採用のタブレット型のプログラミングペンダント「スマートペンダント」を、小物ハンドリングなどの用途向け小型垂直多関節ロボット4種(MotoMINI、MOTOMAN-GP4、GP7、GP8)に適用し、「スマートシリーズ」としてこのほど提供を開始した。

 ロボットの普及が進んでいるが、初めてロボットを導入する顧客にとって、従来のプログラミングペンダントは操作が複雑で、習得に時間がかかることがロボット導入の障壁の一つとなっている。

 同社は直感的なロボット操作が可能になるタブレット型のプログラミングペンダントを小型垂直多関節ロボットにも適用し、初めてロボットを導入する顧客でも容易に導入できるようにした。

 スマートペンダントは、従来のプログラミングペンダントの画面が5.7インチなのに対し、10.1インチの大型タッチパネル式液晶画面を採用した。物理的な操作キーも必要最低限のものに限定し、ほとんどの操作キーは必要なタイミングで画面上に表示する。

 ロボットを操作者から見たままの方向へ素直に動かすことのできる「スマートモード」を搭載している。これにより、座標系を意識することなくロボットを操作できる。

 ロボット言語は短く省略された形態ではなく、見れば意味が理解できる単語として準備している。ロボット言語をあらかじめ覚えておかなくても、ティーチングやプログラミングをしながら習得することができる。

 ロボット言語は、従来のMOTOMANシリーズで採用しているロボット言語に切り替えて使用することも可能になっている。