2021.11.30 石油備蓄を放出へ コロナ禍余波油価高騰受け米国に協調も効果不透明
鹿児島県の志布志国家石油備蓄基地(提供=JOGMEC)
原油価格の高騰を巡り各国の動きが慌ただしくなっている。米バイデン政権が石油の備蓄を放出する方針を決めたことを受け、日本政府は24日、協調して国内でも放出すると表明した。市場に流通する量を一時的に増やし、価格を安定させる狙いがある。ただ、産油国などの思惑も絡んで先行きは見通せない。
災害などで特定地域での石油供給が不足する事態を避けるため、国は1978年度から「国家備蓄」を始めた。9月末時点で、国内の石油消費に基づく換算で14... (つづく)
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