2021.12.29 大規模量子計算の基幹技術 光ファイバー結合型量子光源を開発光量子コンピューター NTTと東大、30年実機めざす

報道陣に公開した量子光源モジュール(下)など

 NTTは東京大学、理化学研究所と共同でラックサイズの大規模光量子コンピューターを実現するための基幹技術となる光ファイバー結合型量子光源(スクィーズド光源)を開発したと発表した。

 量子コンピューターは、「重ね合わせ」と「量子もつれ」という量子力学特有の現象を利用し超並列計算処理を行うもので、現行のコンピューターに比べ圧倒的な処理能力を持つとされる。

 現在、世界各国で研究開発が進められており、超電導回路を用...  (つづく)