2022.01.05 「空飛ぶ空気清浄機」お目見えクリエイティブテクノロジーがCESに出展

ドローンの機体も自社設計で、機能性だけでなくデザインにもこだわった

 クリエイティブテクノロジー(川崎市高津区)は、世界初となる空飛ぶ空気清浄機を完成させた。自社設計のドローンに静電チャックのノウハウを活用した小型空気清浄機を搭載。まずは国内販売開始し、1台当たり税込み55万円で受注生産する。初年度50台の販売を目指す。

 同社は空飛ぶ空気清浄機「Flying Magic Cleaner」を5~7日(現地時間)、米ラスベガスで開催中の「CES2022」に出展している。

 独自設計のドローンに重さ約110グラムの小型空気清浄機を搭載。集じんユニットに静電チャック技術を応用し、空気中のほこりを吸着する。

 ドローンはカメラの画像処理により位置情報を認識する仕組みで、GPS信号が届かない屋内でも飛行できる。就寝中や外出中に自由に飛び回り、1マイクロメートル以下のほこりを除去、さらにはドローンが巻き起こす風で棚の上のほこりを舞い上げて除去することも期待できるという。

 まずは国内で販売開始するが、要望があれば海外へも提供する方針。住居内だけでなく工場やコンビニエンスストア、居酒屋など人が集まる屋内での活用を想定しているという。