2022.01.08 「イノベーション体験」CES閉幕約120カ国から訪問 国際イベントの試金石にも

日本のスタートアップが集まった一角(提供=SkyDrive)

除菌などを徹底したSkyDriveのブース(提供=同社)除菌などを徹底したSkyDriveのブース(提供=同社)

 米ラスベガスで開催されていた「CES2022」が現地時間の7日(日本時間8日午前)、閉幕した。主催のCTAによると、800社以上のスタートアップを含む2300社以上が出展。対面(リアル)には4万人を超える参加があり、うち3割は120近い国・地域からの来訪だった。次回は来年1月5~8日の開催が予定されている。基調講演など一部コンテンツは、1月末まで視聴できる。次回は来年1月5~8日の開催が予定されている。

 CTAは、会場でさまざまな感染対策の徹底を求めたことで、成功裏に終わったと評価。米国が今後、国際的な催しなどで海外客を受け入れる場合を念頭に、ステップになったとした。

 閉幕に当たってのコメントでは、「会場のフロアは、人々が交流する喜びと、五感のイノベーション体験でにぎわった。こうした体験をもたらした製品は、われわれの将来を再定義し、より良い方向へ変えるだろう」などと、リアル開催の意義を強調した。
(10日付電波新聞・電波新聞デジタルにCES関連記事掲載。)