2022.01.12 RCC 環境保護取り組む団体表彰広島の2団体選出

表彰された受賞者ら一同

 【広島】中国放送(RCC、広島市中区)は、「2021RCCラブ・グリーン賞」の受賞団体を表彰した。同賞は、自然や環境保護に取り組む団体を支援し、緑豊かな広島の自然を次の世代に継承することを目的にRCCが創設したもの。

 今年度は、社内外で構成する選考委員が広島県内10の団体を対象に審査し、二つの団体を選出した。

 2021RCCラブ・グリーン賞受賞団体は、「ふるさと楽舎」(広島市安佐北区)と「森のようちえん まめとっこ」(広島市安佐南区)で、両団体の代表者に賞状と副賞を贈った。

 RCCは、自然・環境保護活動を目的にした表彰活動を2004年から続けており、これまでに表彰した団体は延べ188団体になる。

 表彰理由は次の通り。

 ▽「ふるさと楽舎」=大林地区を拠点に、18年に活動をスタートした。

 14年の広島市土砂災害で被災した地区で、高齢者が多い自主防災会と若者が共に休耕田の活用や放置された竹林の整備などを行っている。

 また、クラウドファンディングを活用して、地区の「再興」を願う日本酒造りにも取り組む。

 地域の環境保全にとどまらず、特産品づくり「高齢者と若者」の連携などが高く評価された。

 ▽「森のようちえん まめとっこ」=森の自然公園で、保育や子育ての支援活動を展開している。

 昨年8月の大雨被害で活動場所が被災し、地元の人たちと復旧活動も行う。

 野外での活動を基本として、コロナ禍での不自由さや保護者が感じる不安や負担に寄り添うなどを行い、今日的な課題の解消につながる活動として評価された。