2022.01.19 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】みどころ/事業戦略NITTOKU
FAプラットフォーム「FLEX-1」
リニアコンベヤーシステム搬送装置訴求
NITTOKUは、「オートモーティブワールドワールド2022」の「EV・HV・FCV技術展」に出展する。
同社はモーターはじめ、コイル自動巻線機で培ってきた制御、搬送、ハンドリングなどの技術をベースに、グローバルな「精密FAエンジニアリング企業」へと事業拡大を加速している。その一環でEV用モーターの事業を強化している。モーター開発を行う新会社の設立や、古河電工とのEVモーター生産システムの共同開発など、関連企業との協業を進めている。
EV・HV・FCV技術展では、新しい巻線工法によるEVモーターサンプル、リニアコンベヤーシステム搬送装置FELX-1、FA用タグシステム、耐震装置N-Gripなどを展示する。
新たに開発したEVモーター巻線技術は、スロット間の隙間が小さくても巻線を行うことができるため、従来の一体ステーターコアと同等の特性を維持しつつ、小型化を実現する。
リニアコンベヤーシステム搬送装置FELX-1は、コイル自動巻線機のコア技術を応用して開発し、同社が推進するオープンイノベーションの核になっている生産ライン用搬送システム「LITs(リッツ)」を、さらに進化したFAプラットフォーム。同システムにスカラロボット、多軸多関節ロボット、ディスペンサー、計測機器、ビジョンシステムなどさまざまな生産設備を組み合わせて、変種変量生産や専用量産ラインとして稼働できる。
FA用タグシステムは、FAラインのAGVなどに応用して、搬送物にICタグを付けることで、搬送物に履歴データなどの情報が載せられる。そのデータを集積したり、分析したりすることで「スマートファクトリー化」が実現できる。
耐震装置N-Gripは、生産設備やオフイスの什器(じゅうき)を地震から守る。