2022.01.28 【空調販社トップ 22年営業戦略】ダイキンHVACソリューション東北 江見高志社長

江見 社長

東北のエコキュート好調
引き続きプラスワン提案

 下期に入り、業務用市場では、青森や岩手の学校物件の影響もあり、東北の業界は前年から大きく伸長する県がある。その一方で、秋田や福島、山形では前年を下回るなど、2極化した業界需要となっている。

 住宅用市場の東北の業界は、新型コロナの影響などによりルームエアコンは8月以降、3カ月連続で前年を下回る。一方で、エコキュートの東北の業界は、昨年の12月以降連続で前年を上回っている。エコキュートの発売以来、10年以上が経過し、買い替え需要が顕在化していることと直近の燃料費の高騰もあり、今後もこの傾向は続くと思われる。

 弊社では、10月には一部商品の品薄により商流にご迷惑をお掛けしたが、11月から供給が回復し、ご要望に応えることができるようになった。

 業務用製品では、スゴ暖ZEASを中心に高暖房パッケージエアコンの販売が好調で、全体をけん引している。

 また、新型コロナ感染対策として提案に力を入れてきた全熱交換器の販売も、後付けできる露出型や天井つり型、床置き型を採用する店舗での需要が増えてきており、関心の高さがうかがえる。

 ルームエアコンでも、品ぞろえを強化した高暖房商品の販売が大きく伸びており、暖房機器としてのエアコンの認知度が高まっている。エコキュートでは旺盛な業界需要を背景に、想定以上の供給を行っている。ダイキンでは、買い替えユーザーに対して室外機のみ交換できる更新専用エコキュートも品ぞろえとして用意し、さまざまなニーズに対応している。

 今後も引き続き、プラスワン提案できる商品、ユーザーニーズに応える商品の提案を行い、少しでも商流の皆さまとともに売り上げ拡大を図っていきたい。

 新商品の説明や展示会については、個々の地域の状況を見ながら、販売店さまへの訪問や卸・商社さまなどの展示会に参加する形でさまざまな提案を行っていきたい。(仙台)